2017/12/22 のクイズ
- 1. 医師からの絶飲食、24時間持続点滴、ベッド上安静指示に対して、回避、軽減(代替)方法はないかチームで検討した。
- 2. 身体拘束の実施を検討し、緊急性があると判断したため、身体拘束を実施しその後、継続的に患者の状態を観察し、解除へ向けて取り組んだ。
- 3. ドレーン、点滴、おむつを外さないように、患者さんに介護用つなぎ服を着用してもらい、排泄物を多く吸収させるために、おむつの中の尿取りパッドを2枚重ねて使用した。
- 4. 患者をナースステーションに近い病室へ移動し、病室への訪問回数を増やした。また、ほかの夜勤看護師と身体拘束の必要性を検討した。
挑戦者2527人 正解率52%
- 1. 医師からの絶飲食、24時間持続点滴、ベッド上安静指示に対して、回避、軽減(代替)方法はないかチームで検討した。
-
不正解
事前に家族からの同意を得ていても、身体拘束を実施する前に、点滴の必要性や安静度の拡大はできないか、経口摂取は可能か、などの検討を医師、看護師、チームメンバー間で実施します。
- 2. 身体拘束の実施を検討し、緊急性があると判断したため、身体拘束を実施しその後、継続的に患者の状態を観察し、解除へ向けて取り組んだ。
-
不正解
身体拘束を実施した後も身体拘束が適切に実施されているか評価し、解除に向けてチームで対応する必要があります。
- 3. ドレーン、点滴、おむつを外さないように、患者さんに介護用つなぎ服を着用してもらい、排泄物を多く吸収させるために、おむつの中の尿取りパッドを2枚重ねて使用した。
-
正解
尿取りパッドを重ねて使用しても尿の吸収量は増えません。パッドを重ねての使用はスキントラブルの原因となるので適切ではありません。また、身体拘束に関する説明時に同意は得ていても、介護用つなぎ服を着用して貰う場合、再度家族へ説明するようにしましょう。実際の現場でも、事前に説明、同意を得ていても、家族から「聞いていません」と言われることがあります。
- 4. 患者をナースステーションに近い病室へ移動し、病室への訪問回数を増やした。また、ほかの夜勤看護師と身体拘束の必要性を検討した。
-
不正解
胆嚢ドレナージのドレーンが抜去された場合、胆汁の漏れが生じ、腹膜炎が発症する危険性が高まります。まずは、観察を頻回に行うことが基本です。そのために、ナースステーションに近い病室へ移動させ、より訪室しやすいようにしましょう。一人で考え対応せず、複数のスタッフで対応することが必要です。
引用参考文献など
1)日本看護倫理学会臨床倫理ガイドライン検討委員会.身体拘束予防ガイドライン.(2017年11月閲覧)
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