看護におけるマネジメント（50問）　医療安全対策

第108回午後71問

医療法における病院の医療安全管理体制で正しいのはどれか。

1.　医療安全管理のために必要な研修を2年に1回行わなければならない。
2.　医療安全管理のための指針を整備しなければならない。
3.　特定機能病院の医療安全管理者は兼任でよい。
4.　医薬品安全管理責任者の配置は義務ではない。

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解答・解説

1.　医療安全管理のために必要な研修を2年に1回行わなければならない。: 医療法施行規則の一部改正に伴い、医療機関全体に共通する安全管理に関する内容についての研修を年2回程度定期的に開催し、必要に応じて開催すること、また安全管理委員会は月1回程度開催するとともに、重大な問題が発生した場合は適宜開催することが明示された（医政発第0830001号平成14年8月30日）。2年に1回ではない。
2.　医療安全管理のための指針を整備しなければならない。: 医療法施行規則で、病院等の管理者は、医療に係る安全管理のための指針を整備することが規定されている。
3.　特定機能病院の医療安全管理者は兼任でよい。: 医療法施行規則で病院に対し「医療安全管理部門に、専従の医師、薬剤師および看護師を配置するよう努めること」、「専任の医療に係る安全管理を行う者を配置すること」が定められており、特定機能病院についても専任の安全管理者の配置が義務づけられている。
4.　医薬品安全管理責任者の配置は義務ではない。: 医療法施行規則で、病院に対し、医薬品に係る安全管理のための体制の確保に係る措置として、医薬品の使用に係る安全な管理のための責任者（医薬品安全管理責任者）を配置しなければならないと定められている。