状況設定問題(173問) 精神疾患・障害 の特徴と看護

第107回 午後108問

次の文を読み問題3に答えよ。
Aさん(32歳、男性)。自宅の部屋で多量の鎮咳薬を見つけた母親に心配され、自宅近くの病院を受診した。「5年前、仕事が忙しくなって風邪がなかなか治らないことがあった。そのときに処方された咳止めの薬を飲むと、頭がボーッとして気持ちが良かったのがきっかけで、近所の薬局で咳止めを買うようになった。3年前から飲む量が増えるようになり、やめられなくなっている。仕事もうまくいかなくなり、退職した」と言う。Aさんは紹介を受けた精神科を受診した。

問題3
さらに2週が経過し、Aさんは鎮咳薬の服用をやめる意思を強く固め、今後の依存症の治療について真剣に考えるようになった。Aさんの父親はAさんが幼少期のころ死亡しており、Aさんは母親と2人で暮らしていた。母親は週2回面会に来て、Aさんに対して小さな子どもに接するように世話をしていた。担当看護師が母親と今後のことについて話すと、母親は「私が何とかします。私しかこの子の力になってあげられないのです。本当はもっとAにしっかりして欲しい。でも、そう言うとAは怒ってしまいます」と話した。

担当看護師の母親への声かけで適切なのはどれか。
  • 1. 「親戚で頼りになる方はいませんか」
  • 2. 「なるべく怒らせないようにすることが大切です」
  • 3. 「お母さんは今までどおりの関わりで良いですよ」
  • 4. 「Aさんが自分で自分のことをできるようにサポートしていきましょう」
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人体の構造と機能

疾病の成り立ちと回復の促進

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基礎看護学

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精神看護学

地域・在宅看護論(在宅看護論)

看護の統合と実践

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