状況設定問題(183問) 急性期の子どもと家族への看護

第107回 午後102問

次の文を読み問題3に答えよ。
A君(14歳、男子)は、夏休みのサッカー部の部活動で、朝10時から12時まで屋外で練習した。昼食時におにぎり2個とお茶を500mL摂取し、休憩後の13時から15時まで再び練習した。この日は晴天で、外気温は32℃であった。15分休憩し練習を再開したところ、A君は突然頭痛と悪心とを訴え、グラウンドの隅に座り込んだ。サッカー部担当のB教諭が、A君を日陰で横にして休ませ様子をみていたが、症状が改善せず、顔面蒼白、冷汗が出現した。A君は「気持ち悪い」と言った後に嘔吐した。

問題3
A君は熱中症と診断された。点滴静脈内注射の後、A君の状態は回復し、家族とともに帰宅することとなった。付き添いのB教諭から、今後の部活動における熱中症予防について看護師に相談があった。

熱中症予防のための指導内容で適切なのはどれか。
  • 1. 袖口の狭い服の着用を促す。
  • 2. 口渇がなくても水分摂取を促す。
  • 3. 湿度が高いときに部活動をする。
  • 4. 休憩は90分に1回を目安にする。
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