状況設定問題(45問) 国際化と看護

第107回 午前113問

次の文を読み問題2に答えよ。
Aさん(38歳、男性)。23時ころ、徒歩で来院した。Aさんは胸を押さえ苦しそう に待合室で座っており、救急外来の看護師が声をかけると、Aさんは日本語を少し話すことができ、外出中に急に胸が痛くなったと話した。Aさんは英語は話せないようだった。Aさんは日本語学校の学生であり、Aさんの指定した番号に電話したところ、Aさんの妻につながり、日本語でのコミュニケーションが可能であった。

妻は1時間後に病院に到着できるということだった。この病院には、夜間にAさんの母国語を話せる職員はいなかった。

問題2
Aさんの妻が、Aさんの国民健康保険証を持って救急外来に到着した。妻から聴取した情報によると、Aさんは特に既往はないが、時々頭痛があり、母国で市販されていた鎮痛薬を常用していたとのことであった。心電図でST上昇が認められ、Aさんと妻は、医師から「入院して冠動脈造影〈CAG〉を受けないと命の危険があるかもしれない」と説明を受けた。しかし、Aさんは「たくさんの費用は支払えないし、学校を休むのが心配だ」と検査を受けることを拒んだ。

このときの救急外来の看護師の説明で優先されるのはどれか。
  • 1. 検査の手順を説明する。
  • 2. 学校は退学にならないことを説明する。
  • 3. 宗教に応じた食事対応ができることを説明する。
  • 4. 医療費は国民健康保険が適用されることを説明する。
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疾病の成り立ちと回復の促進

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地域・在宅看護論(在宅看護論)

看護の統合と実践

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