状況設定問題(173問) 精神疾患・障害 の特徴と看護

第106回 午前111問

次の文を読み問題3に答えよ。
Aさん(38歳、男性、会社員)。両親と3人暮らし。25歳のころに双極性障害と診断された。3か月前から気分が落ち込み夜も眠れず、食欲もなくなり仕事を休むことが多くなってきた。無力感を感じるようになり、休職して精神科病棟に任意入院した。入院後は1日中ベッドで横になって過ごし、他の患者との交流もみられない。看護師が話しかけても簡単な返事をするだけで無表情である。食事は病室で摂取しており、摂取量は少ない。

問題3
入院後3か月が経過した。Aさんは気分が安定し、食事も全量摂取できるようになり、日中は作業療法に週4日参加している。「もう死にたい気持ちはなくなりました。でも、まだ短時間しか新聞を読めないので、仕事に戻るのが不安です」と話している。

Aさんの退院に向けた支援として適切なのはどれか。2つ選べ
  • 1. 転職を勧める。
  • 2. 上司との面会を設定する。
  • 3. 再発のサインを一緒に見つける。
  • 4. 自信が持てるようになるまで待つ。
  • 5. 作業療法に集中力を高めるプログラムを入れる。
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