社会福祉の基本（43問）　その他の制度

第106回改変午前62問

配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律〈DV防止法〉で正しいのはどれか。

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解答・解説

1.　婚姻の届出をしていない場合は保護の対象とはならない。: DV防止法における被害者は、婚姻の届出をしていないが事実上婚姻関係と同様の事情にあるものも含む。
2.　暴力を受けている者を発見した者は保健所へ通報する。: DVに関する通報は保健所ではなく、配偶者暴力相談支援センターか警察官に行う。
3.　暴力には心身に有害な影響を及ぼす言葉が含まれる。: 暴力の種類は、身体的なものだけではなく、精神的、経済的、性的なものも含まれる。精神的なものは、心ない言動などにより相手の心を傷つけるものが含まれる。その結果、PTSD（心的外傷後ストレス障害）など、刑法上の傷害とみなされるほどの精神障害に至れば、傷害罪として処罰されることがある。
4.　母子健康包括支援センターは被害者の保護をする。: 被害者の保護は母子健康包括支援センターではなく、配偶者暴力相談支援センターや警察で行われる。また、配偶者暴力相談支援センターで行う一時保護の委託先として、民間シェルターがある。