脳・神経系(78問) 状況設定問題

第104回 午後95問

次の文を読み問題2に答えよ。
Aさん(65歳、男性、会社員)は、午後2時、会議の最中に急に発語しづらくなり、右上下肢に力が入らなくなったため、同僚に連れられて救急外来を受診した。既往歴に特記すべきことはない。来院時、ジャパン・コーマ・スケール〈JCS〉Ⅰ-3、瞳孔径は両側2.0mm。呼吸数18/分、脈拍60~80/分、不整で、血圧176/100mmHg。右上下肢に麻痺がある。午後4時、Aさんの頭部CTの所見で特に異常は認められなかったが、MRIの所見では左側頭葉に虚血性の病変が認められた。

問題2
Aさんは心原性の脳梗塞と診断され、入院後に治療が開始された。入院後5日、意識レベルがジャパン・コーマ・スケール〈JCS〉Ⅱ-30まで低下した。頭部CTで出血性梗塞と脳浮腫とが認められ、気管内挿管・人工呼吸器管理を行い、マンニトールを投与してしばらく経過をみることになった。

この時点の看護で適切なのはどれか。2つ選べ
  • 1. 電気毛布で保温する。
  • 2. 瞳孔不同の有無を観察する。
  • 3. 水分出納を正のバランスに管理する。
  • 4. Cushing〈クッシング〉現象に注意する。
  • 5. ベッドを水平位にして安静を維持する。
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