社会福祉の基本（43問）　社会福祉における民間活動

第104回午後36問

社会福祉協議会の活動で正しいのはどれか。

1.　ボランティア活動を推進する。
2.　就労の支援活動を推進する。
3.　男女共同参画を推進する。
4.　がん対策を推進する。

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解答・解説

1.　ボランティア活動を推進する。: 市町村社会福祉協議会や地区社会福祉協議会が行うのは、①社会福祉を目的とする事業の企画および実施、②社会福祉に関する活動への住民の参加のための援助、③社会福祉を目的とする事業に関する調査、普及、宣伝、連絡、調整および助成等であると社会福祉法によって規定されている。同法により、都道府県社会福祉協議会は①～③の事業のうち広域的な見地から行うことが適切なもの、社会福祉を目的とする事業に従事する者の養成および研修、社会福祉を目的とする事業の経営に関する指導および助言、市町村社会福祉協議会の相互の連絡および事業の調整を行う。法律の条文にはない具体的な活動としては、日常生活自立支援事業、ボランティアや市民活動の支援、共同募金運動への協力などがある。
2.　就労の支援活動を推進する。: 就労の支援活動を推進するのは公共職業安定所などである。
3.　男女共同参画を推進する。: 男女共同参画社会とは、「男女が、社会の対等な構成員として、自らの意思によって社会のあらゆる分野における活動に参画する機会が確保され、男女が均等に政治的、経済的、社会的及び文化的利益を享受することができ、かつ、共に責任を担うべき社会」であると、男女共同参画社会基本法第2条で定義されている。推進等を内閣府が担当し、予算も計上されている。
4.　がん対策を推進する。: がん対策はがん対策基本法に基づき政府が策定する「がん対策推進基本計画」により推進される。「がん対策推進計画」は同基本計画を基に都道府県が策定する。