状況設定問題(173問) 精神疾患・障害 の特徴と看護

第103回 午前113問

次の文を読み問題2に答えよ。
Aさん(35歳、女性)は、右肋骨の骨折で2日前に整形外科病棟に入院した。上半身に多数の内出血のあとがあり、受け持ち看護師がAさんに話しを聞いた。Aさんは、夫は機嫌が悪いと暴力を振るい、時には投げ飛ばすこともあり、今回も夫に殴られて骨折したと話した。Aさんは、毎日面会に来る夫に非常におびえており「今話したことは夫には絶対に言わないでほしい。骨折の処置だけしてください」と言う。Aさんは専業主婦で夫と2人で暮らしており、近くに親類や知り合いはいない。

問題2
Aさんには、不眠や急におびえたように震え出す様子がみられた。鎮痛薬を増量したが、骨折による痛みは全く軽減していない。睡眠薬も開始したが、不眠も改善していない。受け持ち看護師はどのように対応したらよいか分からず、リエゾン精神看護を専門とする看護師に相談した。

リエゾン精神看護を専門とする看護師の介入として適切なのはどれか。
  • 1. Aさんと夫が話し合う場を設定する。
  • 2. 精神科病棟への転棟を看護師長に指示する。
  • 3. リラクセーション法による介入を受け持ち看護師と計画する。
  • 4. 睡眠薬の増量を主治医と相談するよう受け持ち看護師に伝える。
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