状況設定問題(186問) 高齢者に特有な症候・疾患・障害と看護

第102回 午前109問

次の文を読み問題1に答えよ。
Aさん(87歳、女性)は、6年前にAlzheimer〈アルツハイマー〉型認知症を発症した。在宅で療養していたが、夫が介護に疲れたために施設に入所した。現在、長谷川式簡易知的機能評価スケール〈HDS-R〉10点、障害高齢者の日常生活自立度判定基準B-1である。下肢筋力や立位バランスの低下がある。自宅では自分で車椅子に移乗してトイレに行き排泄していた。尿失禁はなかった。入所直後、Aさんは表情が険しく落ち着きがなく、看護師が声をかけても応じない。自発的にトイレに行きたいという発言はなく、着衣を尿で汚染することが多いためトイレ誘導を行うことにした。

問題1
看護師の対応で最も適切なのはどれか。
  • 1. 大きな声で尿意を尋ねる。
  • 2. 就寝中も起こしてトイレに誘導する。
  • 3. 施設で決められた時刻にトイレに誘導する。
  • 4. 声をかけても応じない場合は様子を見て再度トイレに誘導する。
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地域・在宅看護論(在宅看護論)

看護の統合と実践

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