状況設定問題(144問) 症状・疾患・治療に応じた地域・在宅看護

第99回 午前96問

次の文を読み問題3に答えよ。
78歳の女性。82歳の夫との2人暮らし。5年前に乳癌と診断され、乳房の切除術を受けた。最近、肺とリンパ節への転移が認められたため、外来で化学療法が始まった。要介護2で、室内は手すりで歩行が可能であるが、通院などの外出時は疲れやすいため車椅子を使用している。夫のADLは自立しており、通院の介助をしている。

問題3
2週後、仙骨部に2×3cmの水疱が認められた。日中、傾眠傾向となったが声かけには覚醒し、介助で起き上がることはできる。会話は明瞭で苦痛症状はない。食事摂取量は少なく、血液検査で総蛋白5.0g/dL、アルブミン2.7g/dLとなった。

褥瘡への対応で適切なのはどれか。2つ選べ
  • 1. 入眠中は2時間ごとに体位変換するよう夫に依頼する。
  • 2. 経口栄養剤の処方について主治医と調整する。
  • 3. 体圧分散マットに交換することを提案する。
  • 4. 訪問介護を導入し、褥瘡処置を依頼する。
  • 5. 直ちに膀胱留置カテーテルを留置する。
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