状況設定問題(186問) 高齢者に特有な症候・疾患・障害と看護

第95回 午後62問

次の文を読み問題2に答えよ。
94歳の男性。身長150cm、体重38kg。家族と暮らしている。白内障のため視力低下があるが、食事はこぼしながらも自力で摂取していた。高度難聴のため家族は手掌上の指筆談で意思疎通を図っていた。軽度前立腺肥大があるが、排尿障害はない。

自宅でトイレへ行こうとしたときに転倒し、動けなくなったため入院した。右大腿骨頸部骨折と診断され、鋼線牽引3kgを開始した。

問題2
腰椎麻酔下で内固定法による骨接合術が行われた。術後ブラウン架台上で良肢位がとられた。手術当日の夜、点滴チューブを引っぱりながら「お侍さんが朝から俺の手足を縛って、大きな鐘を鳴らしている」と身体を動かしながら大声で言い続けている。

対応で最も適切なのはどれか。
  • 1. 今は夜なので静かに眠るよう説明した。
  • 2. 手足の紐を外したので安心するよう説明した。
  • 3. 鐘の音は難聴のため聞こえないことを説明した。
  • 4. 点滴静脈内注射の必要性を説明した。
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地域・在宅看護論(在宅看護論)

看護の統合と実践

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