状況設定問題(186問) 高齢者に特有な症候・疾患・障害と看護

第113回 午後99問

次の文を読み問題3に答えよ。
Aさん(71歳、女性)は夫と10年前に死別し、1人で暮らしている。息子は結婚して他県に住んでいる。Aさんは、3か月前に脳梗塞を発症して要介護1となり、介護老人保健施設に入所した。

Aさんは老人性白内障があるがADLに支障はなく、認知機能やコミュニケーションに問題はない。食事は自力で摂取できる。紅茶が好きで、毎日カップ2、3杯は飲んでいる。我慢できない強い尿意があり尿が漏れてしまうため、下着に尿取りパッドを付けている。トイレには自力で移動でき、下着やズボンの上げ下ろしは自立している。排便は2日に1回である。

問題3
5日後、Aさんは解熱し、少しずつ食欲が出てきた。下腹部痛は消失し、尿失禁の回数も少なくなった。

症状の再燃を防止するためのAさんへの対応で適切なのはどれか。
  • 1. 2時間ごとに排尿誘導する。
  • 2. 用手圧迫排尿の方法を指導する。
  • 3. 排尿の度に陰部を洗浄するように促す。
  • 4. 尿取りパッドの交換回数を増やすように指導する。
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