状況設定問題(183問) 慢性的な疾患・障害がある子どもと家族への看護

第113回 午前105問

次の文を読み問題3に答えよ。
Aちゃんは出生前診断で羊水過多があり先天性食道閉鎖症の疑いを指摘されていた。在胎37週5日に帝王切開で出生、出生体重2,780g、Apgar〈アプガー〉スコア1分後8点、5分後9点である。出生後、Aちゃんは先天性食道閉鎖症と診断された。

問題3
Aちゃんは3歳6か月になった。現在は胃瘻を閉鎖し経口摂取をしているが、吻合部の狭窄による嚥下困難が生じ、これまでに食道バルーン拡張術を2回行った。現在も症状が残っていて、固形物の通過障害が軽度ある。身長92.5cm(25パーセンタイル)、体重11.5kg(3パーセンタイル)で、半年後に保育所へ入園する。両親が「Aはあまり体重が増えません。保育所ではみんなより食事に時間がかかるのではないかと心配です」と外来看護師に話したため、今後の対応について両親、看護師および医師で話し合った。

Aちゃんの摂食に関する対応で適切なのはどれか。
  • 1. 再度、胃瘻を造設する。
  • 2. 食事を保育士に介助してもらう。
  • 3. 昼前に保育所から帰宅し、家で昼食を摂る。
  • 4. 同じクラスの子ども達と同量を食べられるよう訓練する。
  • 5. Aちゃんに適した食事形態の提供が可能か保育所に確認する。
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