状況設定問題(186問) 高齢者に特有な症候・疾患・障害と看護

第113回 午前102問

次の文を読み問題3に答えよ。
Aさん(70歳、女性)は夫(68歳)と2人で暮らしている。BMI 26で左股関節の変形性関節症のため関節可動域の制限と疼痛があり、外出時はT字杖を使用している。症状が強いときに消炎鎮痛薬を服用しているが、日常生活動作は自立している。Aさんは過去に転倒したことはないが、左右の下肢の差が3 cmあり、立ち上がるときにふらつくことがある。自宅で座って過ごす時間が長い。Aさんは定期受診のため夫に付き添われて外来を受診した。

問題3
B看護師は、Aさんが処置室前の待合室でT字杖を持ち、椅子から立ち上がろうとしているのを見かけた。B看護師が声をかけると、Aさんは「夫が会計をしていますが、急にトイレに行きたくなって」と慌てていた。夫はAさんから2 mほど離れた所で会計をしているため、Aさんの様子に気がついていない。待合室は患者や家族で混雑しており、外来にある車椅子は別の患者が使用中だった。

AさんへのB看護師の声かけで適切なのはどれか。
  • 1. 「車椅子を探してきます」
  • 2. 「ご主人をお呼びしましょう」
  • 3. 「トイレまで一緒に行きましょう」
  • 4. 「転ばないように気を付けて行ってくださいね」
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