状況設定問題(186問) 高齢者に特有な症候・疾患・障害と看護

第113回 午前99問

次の文を読み問題3に答えよ。
Aさん(72歳、女性)は、1人で暮らしている。小学校の教員を定年退職後、書道教室に月2回、体操教室に月1回通っている。20年前に高血圧症と診断され、月に1回かかりつけの病院を受診し、内服治療をしている。6か月前から、Aさんは病院の受診日を間違えたり、書道教室の日時を忘れることがあり、かかりつけの医師に相談した。Aさんは認知症専門医を紹介され、Mini-Mental State Examination〈MMSE〉18点で、軽度のAlzheimer〈アルツハイマー〉型認知症と診断された。

問題3
診断から半年後、Aさんは、かかりつけの病院の看護師に「書道教室や体操教室は、部屋のカレンダーに書いて参加しています。ただ、最近、病院に行くときに薬が残っています。大切な薬だと先生から言われていますし、忘れずに飲みたいのですが、どうしたらよいでしょうか」と相談した。

看護師のAさんへの対応で最も適切なのはどれか。
  • 1. 「お薬手帳を毎朝見るようにしましょう」
  • 2. 「薬のことは主治医に相談してください」
  • 3. 「薬を飲んだらカレンダーに丸を付けてみませんか」
  • 4. 「この病気の方は、薬を飲み忘れることがあります」
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