状況設定問題(173問) 精神疾患・障害がある者への看護

第112回 午後110問

次の文を読み問題2に答えよ。
Aさん(58歳、男性)は、年金の給付を受けて生活している父親(82歳)と2人暮らしで、母親は2年前に亡くなっている。20歳のときに統合失調症と診断された。20歳代で何回か仕事に就いたが長続きはしなかった。40歳からは無職で、デイケアへ通所していた。1年前にデイケアを中断してからは、ほとんどの時間を自宅で過ごしているが、月1回の外来通院は継続している。Aさんが飲まなかった薬がたくさん残っていることを父親が発見し、主治医に相談した。この相談をきっかけに、週1回の精神科訪問看護を導入することになった。初回訪問時にAさんは「薬は飲み忘れたんです。心配かけてごめんなさい」と父親と訪問看護師に話した。

問題2
初回訪問から1か月、訪問看護師はAさんが適切に服薬できていることを確認した。Aさんは「調子はいいですね。やる気も少し出てきました。主治医は今の薬を飲み続けるのがいいと話しています。ただ、夜の薬は朝に眠気が残るので昼まで寝てしまいます」と話した。

このときの訪問看護師のAさんへの声かけで最も適切なのはどれか。
  • 1. 「朝起きられるように毎朝の日課を何か作りましょう」
  • 2. 「朝に眠気が残ることを主治医に相談してみませんか」
  • 3. 「来週は朝早く一緒に散歩へ行けるように訪問しますね」
  • 4. 「朝起こしてもらうようにお父さんにお願いしてみませんか」
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