第112回 午後19問

解答・解説

1.　廃用症候群

廃用症候群は不活動状態（身体を使わないこと）によって起こる心身の機能低下である。

2.　緊張病症候群

緊張病症候群はカタレプシー、常同症、昏迷などの症状が出現する精神運動の障害で、原因は精神疾患、感染症、脳炎、電解質異常などであり、不活動ではない。

3.　慢性疲労症候群

慢性疲労症候群は日常生活に支障があるほど重度の疲労が通常6か月以上続く。原因は不明である。

4.　シックハウス症候群

シックハウス症候群は建築材料や調度品から発生する化学物質による健康被害であり、不活動との関連はない。

緊張病症候群、慢性疲労症候群など必修問題でこれまで登場していない症候群が含まれるが、問題は平易である。