状況設定問題(186問) 高齢者に特有な症候・疾患・障害と看護

第111回 午後98問

次の文を読み問題2に答えよ。
Aさん(82歳、女性)は息子(57歳、会社員)と息子の妻(55歳、パート勤務)との3人暮らし。3年前にAlzheimer〈アルツハイマー〉型認知症と診断され、認知症高齢者の日常生活自立度判定基準Ⅱb、要介護2である。Aさんの介護は、主に息子の妻が行っていた。Aさんは、声かけがあれば日常生活動作〈ADL〉を自分で行うことができた。しかし、Aさんは徐々に認知症が重度化し、1人で外出すると帰ってくることができなくなり、夜間に落ちつきなく動き回ることが多くなった。息子と息子の妻はAさんの介護について介護支援専門員に相談していたが、息子の妻は睡眠不足となり、体調を崩してしまった。そのため、Aさんは介護老人保健施設に入所することになった。

問題2
入所した日の夕方、Aさんは自分の荷物をまとめて「夕食を作らなければいけないので、家に帰ります」と施設内を歩いている。

Aさんへの看護師の対応で適切なのはどれか。
  • 1. 「他の入所者と話をしましょう」
  • 2. 「椅子に座ってお話ししませんか」
  • 3. 「入所中なので家には帰れません」
  • 4. 「歩くのは危ないのでやめましょう」
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基礎看護学

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地域・在宅看護論(在宅看護論)

看護の統合と実践

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