多様な場で生活する高齢者を支える看護（24問）　介護保険施設での暮らしと看護

第111回午前53問

介護保険制度における施設サービスはどれか。

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解答・解説

1.　介護医療院サービス: 介護医療院は介護療養型医療施設（療養病床）の廃止（令和6年3月末まで経過措置期間）を受けて創設された。要介護高齢者の療養上の管理、看護・医学的管理の下での長期療養・生活のための入所施設である。
2.　小規模多機能型居宅介護: 小規模多機能型居宅介護は利用者の選択に応じて、「通い」を中心に、短期間の「宿泊」、自宅への「訪問」を組み合わせた地域密着型サービスである。平成24年（2012年）には訪問看護を組み合わせた看護小規模多機能型居宅介護（複合型サービス）が創設されている。
3.　サービス付き高齢者向け住宅: サービス付き高齢者向け住宅は、高齢の単身者や夫婦世帯が居住できる賃貸契約の住宅である。介護型では特定施設として、居宅サービスの1つである特定施設入居者生活介護が利用できる。
4.　認知症対応型共同生活介護〈認知症高齢者グループホーム〉: 認知症対応型共同生活介護はいわゆる認知症グループホームであり、5～9名の少人数で入所して共同生活を支援する。地域密着型サービスの1つである。利用するには要介護および要支援2以上の認知症患者である必要がある。