精神疾患・障害がある者への看護（41問）　社会資源の活用とケアマネジメント

第110回午後63問

精神障害者保健福祉手帳で正しいのはどれか。

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解答・解説

1.　知的障害も交付対象である。: 知的障害については療育手帳制度があり、この手帳の対象ではない。
2.　取得すると住民税の控除対象となる。: 精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている者には、税制上の優遇措置がある。対象者（本人またはその控除対象配偶者若しくは扶養親族が障害者である場合）は、所得税、住民税、相続税、自動車税などが軽減される（「精神障害者保健福祉手帳による税制上の優遇措置について」健医発第1154号）。
3.　交付によって生活保護費の支給が開始される。: 精神障害者保健福祉手帳の交付により、すべての者に生活保護費が支給されるわけではない。ただし生活保護費を受給している者で、手帳の等級が1級または2級の場合、支給額が加算される。
4.　疾病によって障害が永続する人が対象である。: 一定程度の精神障害の状態にある者のうち長期にわたり日常生活または社会生活への制約のある者が対象である。永続する者が対象というわけではない。