前途多難な初デート|マンガ・ママナースもも子の今日もバタバタ日誌(73)

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くるみちゃんのサポートを受け、松本ナースはマッチングアプリで知り合った人と初めてのデートへ!

くるみちゃんが言っていた…ナースが婚活市場で敗れる原因とは、「土日が仕事で会えないこと」。土日、婚活男子が試乗に出る時、ナースは出られない…だから土日に出られる普通のOLに好条件の男子軒並みかっさらわれていく。

松本さんが『今度の研修誰かに代わってもらおうかな…』と考えていると、尾田さんを見つけ、「急な用事が入ってお願い…!」と頼んで、研修を代わってもらえることになりました。『やったー!これで週末時間作れた!早速マッチングしなきゃ!』と喜びました。

初めてマッチングアプリで会う約束をしたのは、33才メーカー技術職の男性でした。くるみちゃんのオーダー通り、明るめの服、スカート、女性らしいメイク、笑顔で登場!を実行しました。

挨拶をすると「写真よりもキレイな人で嬉しいです。」と言われましたが、計算されたような台詞に思えてしまいました。『これが草壁先生だとスッと入ってくるんだよなー…。いやそんなこと思っちゃだめだ!良い所探し!!』と自分に言い聞かせます。

カフェに移動しても会話はありきたりで、『33才で親と同居ってどうなの?』と考えてしまいます。そのたびに、『なんで私ってこう人を品定めする目でみるんだろう。自分だって人のこと言えないくせに!」と自分を叱りました。その後も彼の話を傾聴で聞きますが、

全然興味がわきません。『これが患者さんならスラスラ聞けるのに…』と松本さんは思いました。すると彼は、「看護師さんってお仕事大変でしょう。僕、医療ドラマ好きなんですけど、あんな感じですか?」と質問してきました。

ざっくりしすぎた質問に、『あんな感じではないとも言えるし、あるとも言える…どのドラマを言ってるのかわからないし、これって何を言うのが正解なの?』と戸惑いました。迷ったあげく、「あんな感じかな」と一言笑っていうと、彼も「そうなんだ」と笑いました。

それからの会話も続かず、初マッチングは終了したのでした。家に戻りお礼のメールはしましたが、返信もなく、部屋の隅でうずくまり『私のバカ』と反省する松本さんなのでした。

 

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【著者プロフィール】

広田奈都美(ひろた・なつみ) HP

漫画家・看護師。某地方総合病院にて勤務後、漫画家としてデビュー。著書は「僕達のアンナ」(集英社)、「お兄ちゃんがコンプレックス」、「ママの味・芝田里枝の魔法のおかわりレシピ」(秋田書店)他。

 

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ブランク16年の私が看護師に復帰した話

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モンスター患者~みんなが困り果てた金田さんのこと~

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