意外な人の優しさに涙｜マンガ・ママナースもも子の今日もバタバタ日誌（62）

2018/12/11

（これまでの話は▶コチラ）
松本さんとくるみちゃんの会話を立ち聞きしていた尾田さんは…

松本さんとくるみが医者との合コンに行ったことを盗み聞きした尾田さん。『何なの？あいつら私をのけ者にして合コン行きやがって！面白くない…！みんな性格悪いんだから！自分だけ得しようと思って！』と心の中でぼやきました。

『そもそも人は見た目で判断しすぎる。心を見てほしい！心を！！』と独り言を言う尾田さんに、もも子が「今月の物品請求だけど、50CC多めに注文してくださいね。」と物品請求の声をかけました。注意されたことにイラッとした尾田さんは「まるで私が忘れたみたいな言い方じゃない、50CC多めとかもわかってるわよ。上から目線でさすがよね。だから旦那が無職なのよ。」ともも子に強くあたりました。

尾田さんは、『言ってやった！とくにあの女はムカつくんだよね。いい子ぶるし、草壁先生の前ではしゃぐし、子持ちのクセに！』グチグチ言いながらその場を去っていきました。残されたもも子は、なぜ怒られたのか理解できず、ボーゼンと立ち尽くしました。松本さんに話をきいて貰おうとしても、松本さんも忙しそうで断られてしまいます。

もも子は、『皆それぞれ頑張っているけれど、うまくいかない日ってあるよね…。』と自分に言い聞かせて、尾田さんの代わりに物品請求をし始めました。『残業しても、託児所も6時まで預かってもらえるけど、延長料金かかるし、こんな時旦那に迎えに来てほしいのに、また何か言われそうでガッカリするのも嫌だ…。』と思いました。

考えれば考えるほど『なんかもう…生活に疲れた…ケンカする気力もわかない…』と落ち込み始めるもも子。そんなとき、声をかけてきたのは、医者コンで意気投合した舟橋ドクターでした。急いで涙を拭きながら、「先日はどうも…」ともも子は立ち上がって挨拶をしました。

草壁先生を訪ねてきた舟橋先生と話をしていると、舟橋先生は、「この間は楽しかったよ！君が俺の前に座ってくれてよかった。肉と会話を存分に堪能できたよ」と笑顔で言いました。

もも子も「私も！本当に楽しかったです！」と言うと、「よかった！今度はホルモンのおいしいお店に行こうよ！草壁も誘って、子どもさんも連れておいでよ。」とごはんに誘ってくれました。もも子は、「嬉しーい！私を誘ってくれる人なんていないんです、子どももいるし…忙しいしで。」と喜びました。

舟橋先生はそんなもも子を見つめて、「頑張ってるね―えらいな。働きながら子育てもして、頭が下がるよ。きっともも子の子どもはいい子に育つよ。」と言いました。「明るくて元気で、いつもえらい」と言ってくれる船橋先生の言葉を聞いていたら、勝手に涙がポロッと出てきたもも子。焦って『やだバカ、止まれ私の涙。これじゃまるで…』と思いますが、涙は止まりません。