患者さんのため|マンガ・じたばたナース【35】

患者さんのためにと信じて仕事をするのが看護師です。

でも、本当に患者さんのためになったかどうかは、誰がどこで決めたらいいのだろう。

 

患者さんのため|マンガ・じたばたナース【35】

スエさん86歳。なぜか私のことを嫌っている患者さんです。

緩和ケアのために、転院を勧められていました。

「転院の話なら嫌だよ!出て行かない!」

残りの時間をゆっくり過ごすためにはその方がいいと説明しても、「ここでいい!」の一点張り

もう時間がないのに、なんて言ったらわかってもらえるんだろう・・・

次の日、スエさんの病室へ行くと・・・

私物をバッグに詰めていました。

「よかった・・・わかってくれたんだ・・・」

見送りのとき

ふと見ると

スエさんは手は降っていましたが、険しい目でこちらを見つめていました

 

【著者プロフィール】

水谷緑(みずたに・みどり)

水谷緑

神奈川県生まれ。著書は「まどか26歳、研修医やってます!」「あたふた研修医やってます。」「離島で研修医やってきました。」(KADOKAWA/メディアファクトリー) 。好きなものはモチモチした食べ物、雑貨。

HP:http://mizutanimidori.com/

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  1. 抗がん剤の投与を中止する
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