少なくとも3度、薬の確認をするのはなぜ?|経口与薬

 

『看護技術のなぜ?ガイドブック』より転載。

 

今回は薬の確認に関するQ&Aです。

 

大川美千代
群馬県立県民健康科学大学看護学部准教授

 

少なくとも3回、薬の確認をするのはなぜ?

投薬ミスを防ぐためです。

 

薬剤・薬液を手にとるとき、薬剤・薬液を容器から取り出すとき(注射器に吸うとき)、薬剤・薬液を保管場所に「戻すとき」(アンプル・バイアルを捨てるとき)の3回のタイミングで薬剤・薬液と指示書の内容を照合します。

 

薬剤部から届けられた薬であっても、絶対に間違いないとは限りません。用紙と照合し、ミスがないかどうかチェックします。

 

薬剤の確認

 

錠剤やカプセルに変色や変質はないか、散剤(さんざい)に変色や湿潤(しつじゅん)はないか、水剤(すいざい)に変色、沈殿、混濁などはないか、薬の品質に関する確認も必要です。

 

「十分に振る」と記されていないのに沈殿していたり、ラベルが不鮮明になっているような水剤は、変質や誤薬の危険性があるので、使用を控えます。

 

memo間違いやすい薬剤

名前が似ているために間違いやすい薬剤には、次のようなものがあります。レセルピン(降圧薬)とレスプレン(鎮薬)、ペルサンチン(冠拡張薬)とペリアクチン(抗ヒスタミン薬)などがあります。また、注射薬でもあるプロタノール(強心薬)とプロタミン硫酸塩(抗血栓薬)、抗生物質のセフメタゾンとセファメジンなどです。

 

※編集部注※

当記事は、2020年10月29日に公開した記事を、第2版の内容に合わせ、更新したものです。

 


本記事は株式会社サイオ出版の提供により掲載しています。

 

[出典] 『看護技術のなぜ?ガイドブック』 (監修)大川美千代/2024年7月刊行/ サイオ出版

SNSシェア

看護ケアトップへ